筋肉はトレーニングによって刺激を与えると成長しますが、何も刺激を与えないとすぐに衰えてしまいます。

長期間筋肉を使わないと目に見えて萎縮が起こります。専門用語で「廃用性筋委縮」といいます。

この廃用性筋委縮の恐ろしさは宇宙飛行士の経験によるものです。

地上では立ったり歩いたりしているだけでも重力という刺激が加わっています。

筋肉の多くは重力に対して姿勢を支えるために働いていますので、日常生活を送っているだけでも知らない間に筋肉には最低限の刺激が加わっています。

しかし宇宙空間では重力は限りなくゼロですから、筋肉にはまったくといっていいほど負荷がかかりません。

刺激が加わらないので、筋肉は超スピードで衰えていきます。

その結果、宇宙空間に数日滞在しただけでも、地球に帰ってきたときには、自分の脚で立って歩けないくらい筋力が衰えてしまいます。

宇宙船から降りたばかりの宇宙飛行士たちがサポートスタッフに助けられながら病院に行くシーンを見たことがあるかもしれませんね。

現在では日本をはじめとする世界各国が共同で運営する国際宇宙ステーションがあり、多くの宇宙飛行士が長期滞在するようになっています。

そこでは筋力の低下を防ぐために数々の対策がなされています。

そのひとつが筋肉に刺激を与える筋トレです。国際宇宙ステーション内には、スクワットなどの筋トレが行えるマシンやランニングマシンが設置されていて、宇宙飛行士は1日1時間程度の筋トレを欠かさないそうです。

宇宙の話なんて関係ないよと思わないでください。

地上でも生活習慣によっては宇宙空間と同じ様に「廃用性筋委縮」で筋肉が減少することがあるのです。

骨折した部分をギプス固定していると動かさない筋肉はみるみる細くなります。また入院してベッドで安静にしていると筋肉を使わないので、立ったり歩いたりする力が弱くなります。

健康な人でも、休みの日にゴロゴロしていると1日に0.1%程度筋肉の減少が起こると言われています。

毎週末ゴロゴロしていると月に8日間。1ヵ月で通常の1年分の筋肉量の減少が起こる可能性もあるということです。

休みだからといってゴロゴロするのではなく、運動もしないと危険です。

時間があれば筋トレをやるとベターですね。
 

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